世界のウイスキーを眺めれば

アイリッシュウイスキー

最も古いとされるウイスキーの記録がアイルランドのウイスキーであることから、アイリッシュウイスキーが歴史的に最古のウイスキーともいわれています。
伝統的な製法はスコッチと大きく異なります。原料は大麦麦芽と発芽させない大麦を主体として、オート麦、小麦、ライ麦の5種類。これらの原料を混合し、糖化・醗酵・蒸溜する点が大きな特徴でした。こうしてできたウイスキーは「ピュアポットスチルウイスキー」と呼ばれます。 しかし現在では、ピュアポットスチルウイスキーは大麦麦芽と未発芽大麦を使ったものが残る程度で、スコッチと同様にシングルモルトウイスキーやブレンデッドウイスキーがつくられています。
スコッチに比べてピートを焚かず、伝統的には蒸溜を3回行うため軽快で飲みやすいのが特徴です。